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インドネシアの祝日から学ぶ、国の文化|日本との違いはどんなところ?

こんにちは、川口です。

前回のインスタ「学びの種シリーズ」では、 インドネシアの祝日 についてご紹介しました!

いかがでしょう?

インドネシア在住の方、もしくは滞在したことのある方ならお馴染みの祝日ばかりでしたか?

 

日本の祝日と比べてみると、 「ちがい」がたくさん発見 できますよね。

たとえば、日本の祝日の場合は、 文化や歴史、豊かな自然などを祝ったり、感謝したりする日 が多いのが特徴です。一方で、インドネシアの祝日を調べてみると、 宗教に関する日 が多いことに気づきます。

 

また、インドネシアというと「イスラム教」のイメージが強いかもしれませんが、祝日にはキリスト教や仏教に関する日も制定されていますね。 イスラム教だけでなく、ほかの宗教とも共存している ことがうかがえます。

 

日本は、 「政教分離(政治と宗教を切り離す)」 という考え方が憲法で定められているため、特定の宗教に関する祝日は制定されていません。憲法に関してくわしくは中3の公民で習うことになりますね。

 

 

たとえば、日本で一般的なイベントとして認識されているクリスマスも、祝日ではありません。毎年あれだけたくさんの人が信仰云々に関わらず一般行事として受け入れているにも関わらず、ちょっと不思議ですよね。

世界的に見ると、クリスマスを祝日として制定している国の方が多数派です。でも、日本の様に祝日として扱っていない国もあります。理由は国によって様々ですが、サウジアラビア・中国・タイ・ベトナムなどがそうです。

 

祝日の定め方も、 その国の考え方や文化 によって様々であることが分かりますね。

 

 

日本にいると、なかなか他文化の行事に触れることが少ないのですが、海外で生活していると、気づくチャンスがたくさんあります!

実は、これって すごく貴重で、すごく価値のある経験 です。

 

 

「グローバル化」という言葉が浸透してだいぶ久しくなりましたが、 「グローバル社会でどのような学びが必要なのか」 という点はまだまだ議論の余地がたくさんあると思います。英語をはじめとした外国語を身につけること、これも勿論大切な手段の一つではありますが、学ぶべきことは語学だけではありませんよね。

 自分と異なるバックグラウンドや考え方を持った人たちと、どうやって付き合っていくのか 、ということも同じくらい(もしくはそれ以上に)重要です。

 

海外で生活した経験のある方は、すでにご存知の通り、まさに 「言うは易く行うは難し」 の連続です。ガイドブックやインターネットからの情報を頭では理解していても、なかなか現実はマニュアル通りにいきません。

現地の人との関係が深くなればなるほど、「えっ……!」と驚く様な出来事や、意思疎通の齟齬などが生じるのではないでしょうか。

 

もちろん、それも 海外生活の醍醐味であり、楽しさでもある と思います。「生身」の生活や文化に触れるからこそ、気づけることがたくさんあるはずです。

 

気づくきっかけは日常の中にたくさんあると思いますが、たとえば今回ご紹介した「祝日」について調べてみるのもおもしろいかもしれませんね!2022年の大きなイベントはいくつか終わってしまいましたが、8月には インドネシアの独立記念日 があります。

歴史について調べてみたり、街の様子を観察してみたり……できる範囲で 「関心の目」を向けてみましょう! 

 

 

川口