自ら考える大切さ

新年度がスタートして３週間を迎えるところです。毎年、新年度を迎えるにあたり、昨年からこう変えて今年はこういう風に授業しようとか、今の生徒達にはこういう授業の方が伝わりやすいかな、とか生徒達にベストな授業は何かを考えています。その中で、上手く行かなかったり、生徒達の吸収力が想像以上で新たなやり方を考える必要があったりと、「教育」という物の奥深さを常々感じています。そして、言われたことをやらせるだけの受動的な授業ではなく、色々な事に興味を持ち主体的に学ぶ姿勢を大切にしていく授業をしていかなければならないと近年強く感じています。

その一例として、先日、新中１数学の授業の際に正負の計算の授業で「－（マイナス）×　－（マイナス）」がなぜ＋（プラス）になるのかを生徒たちが自ら調べて自分の考えを述べていました。その中で、数直線で考えたり、恋愛に例えたりと一人一人が個性ある考えを披露してくれました。どれも素晴らしい考えで全員大正解です！もしかしたら、「『－（マイナス）×　－（マイナス）』は＋（プラス）になるもの」と教えるだけの方が、効率はいいかもしれません。そして、実際にそうやって教えている塾もあるとおもいます。しかし、我々KOMABAジャカルタ校は、生徒たちが自分で考え見つけた答えだからこそ記憶に残り、生徒たちにとってかけがえのない財産になるはずだと考えています。ですので数学に限らず、どの科目も子ども達に机の上だけでは感じることのできない学びや教えられる物だけを受動的にこなすのではなく、自分で考え、答えを発見していく主体的に学ぶ姿勢を大切に授業を行っています。ご興味のある方は一度、校舎に来てくださいね！

長津