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紙の本と電子書籍、どっちを選べばいい?|海外でも読書を続けるために

こんにちは、川口です!

今回のテーマは 「紙の本と電子書籍」 についてです。それぞれの特長などを比較しながら、 それぞれの活用方法 について考えてみたいと思います。

Instagramの投稿では、 海外で暮らす子どもたちにとっての読書の大切さ についてお伝えしましたが、そうは言ってもなかなか日本と同じようにはいかない部分が多々ありますよね。

 

海外で暮らしていて、 日本語書籍が入手しにくい ことにお悩みの方は多いのではないでしょうか?わたし自身も本を読むのが大好きなので、これは昔から尽きない悩みの種です……(読みたい本リストばかりが年々膨らんでいきます!)

 

 

たしかに、前回の「学用品シリーズ」についてのブログでも書いたとおり、この数年間で日本のモノやサービスを海外でも入手しやすい環境が格段に整いました。

 

……とは言え、書籍に関しては日本の書店と同じようにとはいきませんよね。現地で購入する場合には、輸送コストがかかるので、当然値段は高くなりますし、種類もかなり限られてきます。

一時帰国の際に日本から持ち込むにしても、量やタイミングが限られてくるので、好きなときに自由に読書を楽しむという訳にはいきません。

 

 

そんな中、新たな選択肢として思い浮かぶのが 「電子書籍」 

いつでも気軽に日本の書籍を読むことのできる電子書籍は、海外で暮らす人にとって心強いアイテムではないでしょうか?きっとすでにお使いの方もたくさんいらっしゃると思います。

わたしも、はじめのうちは 「自分は絶対に紙の本派!」 と声高に主張していたのですが、数年前にKindleを使い始めてからは、二度と手放せない存在になってしまいました……笑

 

両方使ってみて感じたのは 「どちらも一長一短」 だということ。

それぞれの特長をしっかりと踏まえた上で、場面や目的に応じてうまく活用していけたら良いのではないかと思います。

 

そこで、ざっくりとですが 両者のメリット&デメリット を比較してみました!

 

紙の本のメリット
・内容が記憶に残りやすい
・直接書き込むことができる
・装丁やデザインを楽しめる
・読書に集中できる
・五感で楽しめる(紙の質感やページをめくる音)
・貸し借りが簡単
紙の本のデメリット
・破損や紛失の可能性がある
・経年劣化しやすい
・置き場所を取る
・たくさん持ち運ぶことが難しい
・入手に手間や時間がかかる
・紙資源を消費する
電子書籍のメリット
・オンラインで購入してすぐに読める
・大量に持ち運べる
・物理的な保管スペースが不要
・すぐに本棚を検索できる
・絵や図などを拡大できる
・ペーパーレス
・経年劣化しない
・紙の本より若干安い
・読み上げ機能がついている場合がある
・わからない言葉を検索しやすい
電子書籍のデメリット
・専用端末や機器が必要(初期費用がかかる)
・インターネット環境が必要
・充電しなければ使えない
・電子化に対応していない本もある
・長時間使うと目が疲れる可能性
・中古販売できない
・パラパラと流し読みがしにくい
・書店で感覚的に本を選ぶことができない
・端末によっては他のアプリの通知などに気を取られることがある

 

電子書籍の種類によって若干のちがいはあるかもしれませんが、 読み手側にとってのメリット&デメリット はだいたいこのような感じだと思います。

 

 

それでは、実際にどんな基準で両者を使い分けていけばいいのでしょうか?

おそらく人によって選び方はさまざまかと思いますが、個人的には 「繰り返し読むのか」「1回だけ読むのか」 という点を軸にして選ぶことが多いです!

 

たとえば、 学習に関する問題集や参考書 

上記の「紙の本のメリット」にもある通り、一般的に 紙の本の方が記憶に残りやすい と言われています。そのため、しっかりと内容を理解して、自分の知識として定着させたい場合には、紙の本を選ぶことが多いです。 直接書き込む ことができるのであれば、さらに内容が頭に定着しやすくなります(線の引き方にコツは必要ですが!)。そのため、学習に関する本であれば、基本的に紙の本がおすすめです。

 

または、 小説や雑誌などの場合 

お気に入りの作品は別として、基本的には 1回しか読まない ことが多いのではないでしょうか。また、そのときの 気分によって読みたいジャンルや興味関心も変わる 可能性があります。「手持ちの本は読み切ったし、新しい本が読みたいなぁ」というときは手軽に購入できる電子書籍がぴったり!読み放題サービスなどを使って、まずは1回読んでみて、気に入ったら実物を購入という流れもいいかもしれませんね。

 

 

……など、ほんの一例ですが、 うまく使い分けながら 海外でも読書を楽しむことができたらいいなと思っています!

 

単純に 「国語力を上げる」 ということだけでなく、 「読む力」はあらゆる学習の基盤 です。数学でも歴史でも理科でも……何でも、まずはしっかりと自分で教科書を読んで理解できるかどうかがスタートになります。

そのために、 読書(=活字を読む習慣)はとっても重要! 

もちろん、やみくもに量をこなせばいいという訳ではありませんが、本の内容自体から得られる学びも多いので、ぜひ楽しみながら読書習慣を身につけてほしいなと思います。

本選びの際の参考にしていただければうれしいです。

 

 

ちなみに、KOMABA教室の本棚には小説なども置いてあるので、塾生のみなさんは、もしよかったら手に取って読んでみてくださいね!

 

 

川口