先週土曜日に中1、中2生は「総合学習」を行いました。テーマは「古典文学の理解を深めよう」です。中2の国語の教科書にも掲載されている「平家物語」を扱い、内容を確認しながら平家物語の世界観や歴史的背景、現代仮名遣いなどを確認していきました。


古典は難しいというイメージを持っている生徒たちも多いですが、現代仮名遣いの直し方がわかれば話の内容も理解しやすくなるはずです。どのテストでも古典では現代仮名遣いに直す問題は必ずと言っていいほど出題されるのでしっかり覚えておきましょうね!
さて、「平家物語」は源平合戦を描いた軍記物語ということは知っている人も多いかと思います。そもそも、なぜ源氏と平氏が争ったのかを確認していきました。なかなか日本の歴史に触れる機会の少ないインター生にとっては新鮮な様子で、色々な質問をしてくれました。 

1156年の後白河天皇と崇徳上皇の権力争いに源氏と平氏が加わり、その後の貴族と武士の対立や源氏と平氏の恩賞の差などが重なり1159年平治の乱で源義朝を中心とする源氏と平清盛を中心とする平氏が争います。この戦いに勝利した平清盛を中心とする平家は栄華を迎えます。一方、源義朝は暗殺され義朝の子、頼朝は伊豆へ島流しに遭い、現在の静岡県伊豆の国市の蛭ヶ小島(ひるがこじま)に流れ着き、1180年に挙兵するまで伊豆で過ごします。伊豆はまさに私の地元なので、頼朝にまつわる史跡などが多くあります。その中のいくつかを紹介しますね。

頼朝が通ったとされる山道です。高校時代、よくここでランニングしてました。余談ですが、国道135号線が渋滞の時の抜け道です!


頼朝ラインの途中にあるのが頼朝が休憩したとされる場所。「頼朝公一杯水」です。山の中なのでなかなか行きつくのに苦労します。

源頼朝が妻の北条政子と出会ったとされる「伊豆山神社」。現在は縁結びとしても有名な神社です。ちなみに私は若い頃、この神社の前を通って教習所に通ってました。伊豆には「北条」という苗字は現在も多く、私の中学の先輩にも「北条さん」という方がいました。
少し話は逸れましたが、授業では歴史的背景を確認した後、平家物語の冒頭文の意味を考えていきました。一時代を築いた平氏もいつかは滅びるというところから、「諸行無常」と「盛者必衰」という言葉を理解してもらいました。

最後にまとめとして、平家物語は何を伝えているのかを考え、宿題として作文を出しました。「平家物語」という古典が題材で、生徒たちの興味を惹きつけられるか心配していましたが、予想に反して全員が平家物語の世界観を理解し、その結末から各々何かを感じ取ってくれている様子でした。作文で平家物語から何を感じ取り、その教訓を今後にどう活かしていくか。生徒たちが書いてくれる作文が楽しみです!


今回の授業を通して、私自身も改めて「諸行無常」と「盛者必衰」という言葉が身に染みてました。常に謙虚な気持ちを忘れないようにしたいと思いました。
長津