迷うことなく、 10カ国全ての加盟国 を挙げることができた方、お見事です!
*答えはページ最後に!
実際に自分たちが住んでいる地域であっても、なかなか普段から意識することは少ないと思います。言われれば「あー、そうだった!」と腑に落ちることでも、自分から思い出すのは難しいですよね。
もちろん「知識」をたくさん持っていることが偉いというわけでは決してないのですが、 学習をより深めていくためのツール として「知識」はとても大切です。まずは何かについて「知る」ことから、興味や関心が広がっていきます。
「へぇー、東南アジアにはこんな国があるのか!」
「この国は意外とインドネシアに近いんだな」
「シンガポールってこんなに小さいの?!」
「ブルネイってどんな国なんだろう?」
たしかに学校の定期試験や入試のための勉強もとっても大切なのですが、そうした「目的」のためだけの勉強はなかなかしんどいものです。日頃から興味関心の目を向けて、少しずつ自分の知識や経験をつなげていけば、受験のためだけでなく、 将来に向けても大切な「糧」になります。
どうしても年齢や学年が上がってくると、数値化された点数や成績が気になってきます。それが求められる局面も時にはあるのですが、本来「学び」というのは 「おもしろくて、楽しいもの」 のはずです。
その肝心の根っこの部分を忘れて、暗記勝負だけで臨もうとすると、どこかで限界を迎えます。
先日、 『生きる力を身につける 14歳からの読解力教室』 (犬塚美和,笠間書院,2020)という本を読みました。第3章で暗記と理解の違いについて述べられており、人の知識についてこのような説明があります。
心理学や神経科学(いわゆる脳科学)の知見は、知識は引き出しじゃなくて「連想関係でつながったネットワークになっている」ことを示しています。〔中略〕知識が豊かだというのは、こんなふうにつながりが大きく広がっているというふうに表現できます。
つまり、「知識が豊富だ」というのは、頭の中に引き出しが多い状態ではなく、 それぞれの知識がほかの知識とたくさんつながっている状態 ということですね。これは、あらゆる学習において言えることだと思います。
この「つながり」を増やすためには、単純な暗記作業ではなくて、 自分から興味関心の目を向けて学ぶこと が大切ですが、そのための ヒントとなる材料 が、海外生活にはたくさんあるのではないでしょうか?
徐々にさまざまな規制が解除されつつあり、国外に旅行に行く方も少しずつ増えてくるかと思いますが、 旅先にも学びのチャンスがたくさん詰まっています。 もしも東南アジアの他の国に行く際には、地図上の位置だけでなく、ぜひその国や地域のことも調べてみてください!
そこからさらに 学びの世界 が広がっていくことを願っています。
ちなみに、冒頭の質問の答えはコチラ↓
ブルネイ・カンボジア・インドネシア・ラオス・マレーシア・ミャンマー・フィリピン・シンガポール・タイ・ベトナム
*アルファベット順で略称表記しています
*東ティモールは加盟に向けて調整中
いかがでしたか?皆さんはいくつ答えられたでしょうか?
ぜひGoogleマップや地図帳、地球儀などで位置も確認してみてくださいね!
川口