実は調べてみると、 地名の由来はとーっても奥深い!!
歴史とも深いつながりがあるので、単に「へぇー」となるだけでなく、その先の学習にも結びつけることができます。自分たちが暮らしている国や街、地域でもまだまだ知らないことがたくさんあるなぁ……と再確認するきっかけにもなりますね。
遺跡オタクである私としては、個人的に 「東南アジアの歴史」 にとても興味があるのですが、実は歴史(世界史)の教科書で紹介されているのはほんの一部。これだけ日本と結びつきの強い地域なのに、知らないことが意外と多いような気がします。
でも!
こうしてジャカルタで生活しているのですから、せっかくなら学びのチャンスに変えていきたいですよね。いきなり分厚い歴史書を開くのはかなりハードルが高いかもしれませんが、ちょっとした疑問を「入口」にして、自分なりに色々と調べてみることはできます。
もちろん教科書や参考書から学ぶこともたくさんありますが、学びの材料は決してそれだけではありません。特に海外には、日本ではなかなか体験できないような 「生きた学び」 が身近にいっぱい隠れています!自分の経験や日常が知識とつながると、学びがぐっと深まりますよね。
ちなみに、今回色々な地名を調べていて、特に印象に残っているのは 「ジャカルタ」の由来 です(もちろん他の地名も調べるとおもしろいですよ!)。
Instagramではスペースの都合上だいぶ要約して簡素にまとめてしまいましたが、現在の「ジャカルタ」に至るまでの長い過程がとても興味深い!
スンダクラパ (スンダ語で「スンダのココナッツ」の意味)
↓
ジャヤカルタ (サンスクリット語で、「ジャヤ=勝利」「カルタ=獲得」の意味)
*イスラムの将軍ファタヒラがポルトガル軍を撃退したことにちなんでいるそうです
↓
バタヴィア (オランダ語で「バタヴィ族の土地」の意味)
↓
ジャカルタ
*1942年に日本がこの地を制圧した際に「ジャカルタ」に名前が改められ、独立後もこの名称が使用されました
また、ジャカルタの地名の由来とは直接関係ありませんが、江戸時代の日本ではジャワ島全体を指す呼称として 「ジャガタラ」 という名前も使われていました。 「ジャガイモ」 の名前も実はここから来ているんですよね。
……と、このように調べてみると 日本との関連性 にも気づくことができます。
インドネシアだけでなく、他の国や地域の名前の由来を調べてみるのも面白そうですよね。旅行などで他の土地を訪れる際は、こうした歴史の側面にもぜひ目を向けてみてください!
川口