インドネシアでは現在ラマダン期間中ですね。我々日本人には馴染みのないラマダンについて、生徒達にしっかり理解してもらおうと小学生国語の授業の「情報の聞き取り」でラマダンの意味や起原などを扱いました。
その中で、小3 生の授業した際、男の子2人が 「タンティーさんにも気を遣わなければいけないね。」と言って、その日の休み時間に水筒から水分を補給する際に教室から出ず、 人目につかないようにしていました。
この2人は授業の趣旨をしっかりと理解し、我々が大切にしている異文化を理解し尊重することをしっかり実践してくれていました。 私はこの姿を見て、2人ともとても成長したなと感心しました。
「異文化理解」と一言で言っても行動に移すことは難しいことだと思います。それを2人とも異文化を尊重し、理解しようとしてくれたことは本当に素晴らしいことだと思います。 世界では文化の違いがきっかけで様々な紛争が現在も起こっています。 この2 人が示したように異文化を理解し、尊重する姿勢があればこのような紛争は減っていくのではないでしょうか。 この日、小3 生の2 人からすごく大切なことを教えられた気がしました。(長津)