先日、中学生の授業中に「四面楚歌(しめんそか)」という故事成語が出てきました。 その意味は「敵に囲まれて孤立し、助けがないこと。周囲の者が反対者ばかりであること。」です。
この言葉を聞いて、私が高校生の頃、担任の先生がよく口にしていたことを思い出しました。その先生はすごく生徒の気持ちに寄り添ってくれていたので、私たち生徒の要望を聞きすぎて職員室で学年主任の先生や教頭先生によく注意されていたそうです。「あなた達の言うことを聞きすぎて、私は職員室で四面楚歌よ。」と担任の先生からよく言われたのを覚えています。
生徒達にとって漢字や四字熟語・慣用句など馴染のない言葉は、覚えるのはなかなか大変だと思います。 生徒達の記憶に少しでも残るきっかけとなればいいと思いこのエピソードを話しました。日々の授業でも生徒達の記憶のきっかけとなる事を探していかなければならないと感じました。 そして、高校時代の担任の先生のように生徒の気持ちに寄り添い生徒一人一人が輝かしい未来が送れるように精一杯頑張ろうと改めて思いました。(長津)