ジャカルタでは先日、イスラム教の大きなイベントの一つ、Idul Adha(犠牲祭)がありました。
当日、用事があったので午前中に外出すると、モスクの前で山羊や牛の命が神に捧げられている光景を目にしました。 話には聞いていたものの、実際に目の当たりにすると何とも言えない衝撃的な光景でした。しかし、こうした光景を目の当たりにしてあらためて「命」の大切さを考えさせられる出来事でした。いつもスーパーなどで目にする加工されたお肉も、元気に生きていた動物たちです。 その「命」をいただいて我々人間は、栄養を補給し健康的な生活を送ることができています。我々は、そのことを頭では理解していますが、「命」をいただくことの有難さをついつい忘れがちです。
しかし、我々、人間の生活はたくさんの「命」の元に成り立っています。「命」をいただくことへの深い感謝を忘れることなく日々の生活を送ることが、我々人間のために「命」を落とした動物たちへの敬意だと思います。日本で生活していては、なかなか気づくことの出来ない「命」の大切さ、「命」をいただくという有難さを実感できた貴重な一日となりました。(長津)