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作文にセンスは必要…?上達のポイントは○○から始めること!

こんにちは、川口です。

突然ですが、皆さんは 「作文」は好きですか…? 

 

残念ながら(本当に残念!)こういう質問を投げかけると、一番多いのは「苦手です」という回答。

 「好きです!」「得意です!」という回答は少数派 だと、経験上感じています。

 

 

確かに、はっきりとした「正解」が存在するものでもないし、すぐに練習の成果が実感できるものでもありません。なんとも一筋縄でいかない部分が、苦手意識を助長しているのかもしれませんね。

 

ただ、それ以上に苦手の原因となっているのは、 「そもそもの書き方が分からない」 という部分ではないでしょうか。基本の書き方を習得していないのに、いきなり読書感想文を書こうと思ったら、かなり大変な作業になります。何を書いたらいいのか分からない状態で、ひたすら原稿用紙のマス目を埋めていくのは、もはや苦行ですよね……。

 

 

ところが、「書く力」というのは 大人になってからも役立つ大切なスキル です。

社会に出てから古文・漢文の知識はほぼ使わないかもしれませんが(教養としては面白いんですけどね!)、「書く技術」はあらゆる場面で役立ちます。また、「書く技術」は「話す技術」とも密接に関係しているので、 アウトプット全般の向上に不可欠です。 

 

これらは一朝一夕で身につくものではないので、日頃からコツコツ練習を積み重ねていく必要があります。

「だって、自分は作文のセンスがゼロだから無理!」という言葉を耳にすることがありますが、そんなことはありません!

もちろん芸術に近いジャンル(詩とか文学)では、その人の感覚やセンスがとても重要です。でも、意見文や説明文、要約文などは、 きちんと練習を重ねていけば、基本的に誰でも分かりやすく書けるようになります。 

 

 

作文や小論文の定義は様々かもしれませんが、細かく分類すると 色々なタイプの文章 があります。

読んだ本の感想を述べる文章もあれば、意見文を主張するための文章もあります。作業の過程を説明する文章もありますし、何かの様子を説明する文章や、事件や出来事を報告する文章だってあります。

 

それぞれに 基本の「型」がある ので、それらを一つずつ学んでいかなければなりません。

「型にはめたら、オリジナリティの無い文章ばかりが量産されそう……」という方もいらっしゃるかもしれませんが、応用するためには、まず基礎が大切です。土台がしっかり築けていれば、自分なりの工夫を加えていけるようになります。

 

 

では、「型」を身につけるために何をしたらいいのか……?

オススメは 簡単な意見文から始めること です!長い文章を書く必要は全くありません。まずは一番簡単な「○○が好き」というシンプルなテーマから始めてみてください。

 

❶結論:わたし/僕は○○が好きです。
❷理由:なぜなら〜だからです。
❸具体例や説明:たとえば(特に/具体的には)〜です。
❹もう一度結論:だから、わたし/僕は○○が好きです。

 

(例)わたしは猫が好きです。なぜなら、猫は姿形や動作がとても愛くるしいからです。気持ちよさそうにリラックスしている姿や人間に擦り寄る姿は可愛らしくて魅力的です。だから、わたしは猫が好きです。

 

まずは、これだけでOK!

シンプルに見えますが、 「納得できる理由」や「説得力のある理由」 をパッと思いつくのは意外と大変です。大人の方もぜひお子様と一緒に挑戦してみてください!口頭で述べるだけなら、小さいお子様でも練習できますね。

 

これに慣れてきたら、別のテーマ(賛成・反対を述べる意見文や、感想文など)にチャレンジしてみると良いと思います。こうした意見文の練習は、 深く物事を考える練習 にもつながります。

 

 

いきなり100%完璧な作文を目指す必要はありません(大人も子どもも疲れて嫌になってしまいますからね……)。大切なのは、 楽しみながら継続していくこと だと思っています。ぜひゲーム感覚で、日常の学習に取り入れてみてくださいね!

 

ちなみに、KOMABAでは7月と8月の夏期講習会で作文のクラスを開講します。

7月開講:インター生対象夏期講習会

 

8月開講:全生徒対象夏期講習会

 

くわしいスケジュールはぜひ上記のページでご確認ください!