こんにちは、川口です。
今回は 幼児クラス「KOMABAキッズ」 の先日の授業についてお伝えしたいと思います!
前回の単元は 「未測量」 でした。 自分でいろいろと試行錯誤しながら、量に関する体感を身につけ、モノ同士の関係性に対する思考を深めてもらう単元です。大きさ・多さ・長さ・重さそれぞれを比較する方法や、量の相対化(比較する対象を意識し、関係の中でとらえること)、量の系列化(ものの順番を表すための順序数の考え方)を学びます。
その中でも今回はステップ2の 「重さくらべ」 の学習でした。
重さの違う5つの紙袋を比べてみたり、はかりを実際に使ってみたり、シーソーをつかって2者間の比較をしてみたり……と楽しい学びがたくさん!
ふだんはなかなか針つきのはかりを見たり触ったりする機会がありませんよね。どうすると針がたくさん動くのか、色々なモノを実際に乗せてみながら確かめます。また身近な遊具であるシーソーを使って、実際に重さ比べ。基本的にシーソーには両端に1つずつしか箱を置くことができませんが、工夫しながら3つの箱の重さ比べを行います。
「赤は緑よりも重くて、黄色は赤よりも重い……ということは、黄色が一番重い!」というように、具体物を使った実体験の中から関係性を推理できるようになりました!こうした学習の後に、ペーパー型の問題に移行していきます。
テクニックや理屈を教えるのではなく、まずは子どもたちに体験してもらい、そこから自分の頭で考えてもらうことがとても大切です。 「もっとやりたい!」 と子どもたちが興味関心を持ちながら取り組むことで、理解度も一層深まります。
幼児教育というと、「お受験」のイメージが強いかもしれませんが、KOMABAキッズは 幼児期の基礎学習 として授業を展開しています。特に海外で生活している子どもたちに、日本語で楽しく学んでもらうことを目指したクラスです。
もちろん単に楽しいだけでなく、KUNOメソッドの学びは 小学校入学後の学習基盤 にもつながります。具体物を使った授業は一見「簡単」にも見えるかもしれませんが、子どもたち自身にじっくり考えさせる問題がたくさん。
ご興味のある方は、 「こぐま会」代表の久野先生のコラム もぜひご覧になってみてください!(掲載されているサンプル問題は、大人でも考えてしまうような問題です)
川口