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6月23日

     6月23日

私が、この日に子供のころから毎年行う事があります。それは、「黙禱」です。81年前の6月23日、20万人以上を犠牲にした沖縄戦が終結した日です。沖縄出身の母が必ずこの日に黙祷をしていたのを見て、最初は真似事でしたが小学生になり曾祖母や祖父母から、聞いた話で「戦争」というモノの悲惨さを理解してから摩文仁の丘の「平和の礎」に刻まれた曾祖父の名前を思い浮かべながら、沖縄戦で亡くなった多くの方々に哀悼の意を示しています。

そして、ニュースで流れる遺族の方々が「平和の礎」に刻まれた戦没者の名前に花を手向け、供養している姿を見て、生前の曾祖母、祖父母の姿を思い出しました。小学6年生の時に、曾祖母、祖父母と一緒に平和祈念公園を訪れた際に、「平和の礎」に刻まれた親族の名前の前でいつまでも手を合わせ、涙を流していた曾祖母・祖母の姿を今でも忘れることができません。

曾祖母は想像を絶するような辛い過去があったのにも関わらず、その経験を曾孫の私に話してくれてました。いつも「なんくるないさー」(沖縄の方言で「大丈夫」)と言って笑顔で曾孫の私たちに接してくれていた曾祖母も戦争の話をする時だけは優しい口調でも悲しそうな顔をしていました。その顔は今でも忘れません。

戦後、81年が経ち戦争を知る人も少なくなり、どこか「戦争」というものが歴史上の出来事やテレビの中の出来事になってきて、あの悲惨さを我々は忘れつつあるように思います。戦争の悲惨さ、平和の尊さを我々はもう一度、考えるべきだと強く思いました。今年の沖縄全戦没者追悼式中に中学2年生の亀谷さんが述べた「平和の詩」で、「血と涙の中を生き抜いた人たちが命を繋いでくれたから今の私たちはいる」という言葉に曾祖母、総父母に感謝の思いでいっぱいになりました。そして、その詩の中で亀谷さんは「平和は当たり前じゃない」と述べていました。我々がこうして日々普通に生活出来ていることに感謝の気持ちを持つ必要があると感じました。

依然として中東情勢など世界情勢が不安定な中、一刻も早くこの世界が「平和」と堂々と呼べる日が来ることを願っています。そして、二度とあの悲惨な戦争を起こしてはいけないという先人達の思いをこれから先も伝えていく必要があると強く感じました。

長津