塾生通信「羅針盤」2021年6月号より

オンラインでの学校説明会が続々と開催されているます。受験生に限らず、是非参加をしてみてください。志望校にするかどうかにかかわらず、近年の教育事情を知ることができます。私はこの2週間ほどで10数校の説明会に参加をしました。どこの学校でも話しに出てくるキーワードは「グローバル教育」と「ICT教育」です。留学プログラムを売りにしていた学校は、もちろん現在はそれに代わるものを行っています。そして、ICTを用いた授業は、この1年で急速に普及しました。日本国内にいながら、海外とつながってプロジェクトを進めるという活動をしている学校も少なくありません。日本と海外の距離が本当に近くなったと感じます。（物理的な行き来ができませんが）そんな世の中になったからこそ、海外生活を実際に経験している（していた）皆さんは、その経験を「語れる」ようになってほしいと思います。「ジャカルタってどんな街ですか」と聞かれたとき、何と答えるでしょうか。ネットで検索すれば、それなりの答えが出てくるかもしれませんが、住んでいた人にしか感じられないものもあったはずです。学校説明会において、もうひとつ多くの学校で共通して言われていたことがあります。「自分自身の考え、思いを説明できる生徒に入学してほしい」ということです。テストの点数ももちろん大切ですが、今後このような力も求められるでしょう。