先日、小5国語の授業で俵万智さんの「母と私と台所」という随筆文を扱いました。簡単にストーリーをまとめると、俵さんは小学生時代、卵を割るのが苦手で調理実習の授業で目玉焼きを作る際に、卵を割るのを失敗してクラスメイトから冷やかされ、ショックを受けてしまった。その後、母親と一緒に卵を割る練習をしてそこで作ったオムレツが夢のように美味しく、傷ついた心が癒されたという話でした。
小学生の子ども達は、その場の雰囲気に流されて本心ではないのに人を傷つけてしまうこともあるかと思います。実際に生徒達もよくある場面だなぁという表情をしていました。確かによくありがちなことですが、この話を読んだ後、私は「『他人の痛みがわかる人』になろう」という話をし、この場面の俵さんにどういう言葉を掛けてあげればよかったのかを生徒達にも考えてもらいました。すると、「落ち着いてもう1回やってごらん。」や「大丈夫だよ!」など励ます言葉が多く出てきました。このような温かい言葉が出たことで、私が授業を通して「みんなが気持ちよく頑張ることができるクラスにしていこう。」と伝えていたことが生徒達にしっかり伝わっていてすごく嬉しい気持ちになりました。
誰しも、必ず失敗はあります。それがトラウマになってしまうか、それとも、今後の糧となるかは周りの影響が多いにあるかと思います。現在、KOMABAジャカルタ校に通ってくれている生徒達には、「他人の気持ちを考え、寄り添い励ますことができる人」になって欲しいと思い、日々授業をしています。励ます声が多ければ、失敗を恐れず次にチャレンジする気持ちが芽生えるはずです。そういう声がどんどん出てくる校舎にジャカルタ校はして行きたいと強く思います。
来週から新年度が始まります。生徒達に色々なことに失敗を恐れず、色々なことにチャレンジしてもらいたいと願っています。そのために、失敗しても励ますことが出来る環境を整えなければならないなと強く思いました。新年度も生徒一人一人がより一層、前向きに学べる環境にしていきますので、2026年度も引き続きよろしくお願いいたします。
長津