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塾生通信「羅針盤」2025年10月号より

先日、小6 国語の授業で物語文を扱いました。その内容は、ある男の子が野球の試合中に監督やチームメイトと決めた規則を破り、自分の判断で行動した結果、チームを勝利に導いたという話でした。

この話を読んだ後、「規則を破るのは良くない」という意見と「チームを勝たせたから問題ない」という2つの意見が出ました。

そこで、2つの意見の理由を聞いてみると、一方は「みんなで決めた規則はみんなのためのものだから破ってはいけない」、もう一方は「規則を破るのは良くないけど、チームのためを思って行動して勝利できたから悪くない」という理由でした。

子ども達の意見を聞いていて、どちらの意見も間違っていないし、正しいことを言っていると私は思いました。
しかし、子ども達が納得するようにしなくては場が収まらないので、自分もサッカーをやっていて似たような経験があり、チームで決めた戦術や決まり事よりも自分の判断を優先した事もあったのでそれを話し、高校時代の監督から言われた「チームのために自分の判断で行動するのは間違っていない。しかし、その判断にはチームの勝敗を左右する責任が伴う。それがわかっているなら問題はない。」という言葉を伝えました。
野球とサッカーで競技の性質上、個人の判断に頼る場面は違いますが、物語中の男の子もきっとチームのためを思っての行動だったと思います。確かにルールを破るのは良くないことですが、ルールに縛られて個性がなくなるのも良くないことです。そういった意味で、私が監督から言われた言葉はとても説得力がありました。自分の判断で行動することは責任が伴います。チームスポーツであればチームの勝敗を左右します。もちろん「ルールを破ることは良くないこと」ですが、自分勝手な判断ではなく誰かのために行動しその結果の責任を理解した上で行動することは勇気ある行動と言えると思います。この話を通して子ども達には、「ルールを守る大切さ」と「自分の行動には責任が伴う」ことを伝えました。

その夜、自分の高校時代を思い出し、そこまでの責任は理解していなかっただろうなと反省しました。(長津)