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「総合学習」②  歴史から学ぶインドネシアと日本の関係

本日、小5・小6生は「総合学習」を行いました。授業内容としては、「歴史からインドネシアと日本の関係」を考えるというテーマで、日本とインドネシア、両国の歴史を簡単に振り返りながら、両国の歴史がどこで交わったのかを確認して授業を進めていきました。

子供たちの中には、インドネシアと日本の関係が現在も良好であることや、インドネシアの独立に日本が関係していることは漠然と理解していましたが、両国の歴史がどこで交わりどういう出来事があったのかは理解している人は少なく、母国である日本と現在暮らしているインドネシアがどういう歴史があったのかを知ってほしいと思い、今回の授業を担当しました。

今回の授業をするにあたって、私自身もインドネシアの歴史を詳しく調べ、とても勉強になりました。ご存知の方やインドネシアの方々に笑われてしまうかもしれませんが、いつも使っている「スカルノ・ハッタ空港」が一人の人物の名前ではなく、「独立宣言書」に署名した初代大統領スカルノと同副大統領モハマッド・ハッタの名からとられたものだと知ったのも今回の授業がきっかけです。他にも、日本統治中の出来事やインドネシアが独立までどんな苦労をしたのか、非常に勉強になったと同時にインドネシアの方々の寛大さを改めて痛感しました。今回の授業中にも、そういったことを少し話し、外国人である我々日本人に優しくしてくれるインドネシアの方々の気持ちを生徒達は各々理解しようとしてくれていました。

授業の最後に「今後、インドネシアと日本の関係がもっと良くなるにはどうしたらいいのか」をみんなで意見を出し合いました。その中には、お互いの足りないもの、日本側から見れば資源、インドネシア側から見ればインフラなどを整備する技術力を協力して助け合っていく。お互いの文化や言葉を理解して、気持ちをわかってあげる。お互いがwin-winの関係になるようにしていく。など私自身も驚かされる素晴らしい意見が出ました。そして、いつの日かこの授業を受けた生徒達が、素晴らしい意見を実現できるようになって欲しいと強く思いました。それを、子供たちに伝えたら軽く流されましたが…(笑)

しかし、考えがなければ行動に移すこともできないのも事実です。こうした素晴らしい意見を持っている生徒達は将来、必ず社会の力になると私は思いました。宿題で、みんなで出た素晴らしい意見をもとに自分の考えを書いてくるというように伝えました。来週、どんな素晴らしい意見を書いてきてくれるのか今から楽しみです。

長津