2018年9月6日に北海道胆振地方を震源として発生した大地震では、多くの方が犠牲となり、広い地域の方々が被災しました。
学習塾KOMABAシンガポール校では9月29日と10月1日に、ジャカルタ校では9月30日と10月1日にチャリティー授業を実施し、合計で11万8000円の支援金を集めることが出来ました。
ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。
今回の支援金は、以前から親交がありKOMABAのチャリティー活動をサポートしてくださっている「ちょんまげ支援隊」の皆様の力を借りて、北海道の厚真町にある仮設住宅で炊き出しに使わせていただきました。
11月23日、気温は午後2時になっても氷点下という極の中、ちょうんまげ支援隊の皆様はできたばかりの仮設住宅地にテントを張り、私どもの支援金で購入したトン汁や焼き鳥、おにぎりなどを被災者の方々に振舞ってくれました。(その様子は道内のNHKニュースでも紹介されました)
ちょんまげ支援隊の隊長「ツンさん」と私たちKOMABAは以前から交流があり、2017年3月には、福島県南相馬市のブラスバンドの子どもたちのドキュメンタリー映画「MARCH」の上演を一緒に手掛けるなど、たいへん多くのことを学ばせていただいています。
またツンさんには、これまで何度もKOMABAの授業で支援についての出前講座をしていただいたりと、多くの子どもたちがお世話になっています。
今回、そのツンさんたちが訪れた厚真町の仮設住宅はちょうどその時に出来たばかりで、それまで被災者の方々は3ヶ月近くも避難所生活を強いられていたそうです。
その避難所から移動してきたばかりということ、また被災者としての複雑な心境からか、炊き出し支援を始めてもなかなか覗きに来づらい方々もいたそうです。
そこでちょんまげ支援隊の皆様は、即席交流スペースを設けたり、仮設にいた子どもたちと一緒に出て来ていない家を一軒一軒回ったりするなどし、結果そこにいた多くの方に炊き出しを振舞うことができたそうです。
また、私たちと同様にこの支援に参加した団体の中には、愛媛県宇和島の吉田小学校・吉田青年部の方々もいたのですが、そこは7月の西日本豪雨で大きな被害と犠牲者が出た地域なのだそうです。
2018年はとにかく災害があまりに多すぎる年でした。
そんな中、ちょんまげ支援隊の皆様が懸け橋となり、被災地域の人々が結ばれ、力を与え合うということは本当に素晴らしいです。
ちょんまげ支援隊の方々は来春にも厚真町に支援に行ってくださるそうです。
一人一人が自分にできる支援をするために一歩踏み出していけば、どんな災害があっても強く生きていけるのでは、と改めて感じています。
そのようなことを、シンガポールやジャカルタの海外で生活する子どもたちにも、伝えていきたいです。
ちょんまげ隊の皆様、ツンさんありがとうございました。
北海道の被災された方々が、一日も早く元の安心した生活を取り戻せますよう、心から願っております。
石川